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◆FXって? |
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今となってはFXという単語は一般的なものになりましたが、そもそもFXとは「ForeignExchange」の略称です。元々は「外国為替取引」の意味ですが、最近では「外国為替証拠金取引」を指すものとして遣われています。
それでは「外国為替取引」と「外国為替証拠金取引」では何が違うのでしょう。 |
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◆「外国為替取引」 |
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海外旅行をしたことのある方は分かると思いますが、海外に行ったらまず手持ちのお金をその国の通貨に両替しますよね。アメリカを例にすると、1ドル=100円のときは、1万ドル両替したい場合100万円必要になります。(ここでは手数料は考慮しません)
つまり100万円で1万ドルを買っているわけですね。物品を購入するのと同じ要領です。
これが「外国為替取引」になります。 |
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◆「FX(外国為替証拠金取引)」 |
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「外国為替取引」との違いはまず「証拠金」という単語が入るか入らないかだと気付きますよね。「証拠金」とは取引を行う際取引業者に預ける担保金のようなものです。
外国為替取引だと1万ドルを100万円で買うわけですが、FXでは1万ドルに対して何パーセントかの担保金を預ければ1万ドルを取引できるんです。そして総取引額の受け渡しは実際に行われず、取引で生じた損益だけが担保金に反映されます。
1ドル=100円の場合を例に説明します。
担保金10万円で1万ドルを買い(レバレッジ10倍)、1ドル=101円になったてから買った1万ドルを売ると・・・
<買い> $1- = ¥100-
担保金¥100,000- ⇒ $10,000- × ¥100- = ¥1,000,000-
<売り> $1- = ¥101-
$10,000- × ¥101- = ¥1010,000- 買付け時から¥10,000-の利益
<結果>
担保金に取引利益の¥10,000-がプラスされ 担保金:¥110,000-
てな具合になります。上記では手数料を考慮していません。
FX業者により手数料もレバレッジも違うので、自分の資産額に合う業者を見つけて取引してください。 |
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◆24時間取引可能!? |
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「取引を行う場所や建物が存在しない」
FXの特徴のひとつです。外国為替取引は電話やネットを通して「買いたい人」「売りたい人」それぞれが個々に取引を行う「相対取引」という方法を取っています。
また全世界の通貨でひとつのマーケットになっており、どこかの国で取引が行われているかぎり私たちもいつでも取引に参加できるんです。ただし、土曜、日曜、1月1日はマーケットが休みになるので取引できません。
それ以外は24時間取引可能なので、自分のライフスタイルに合わせて取り入れられます。 |
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◆FXはサラリーマンにうってつけ! |
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私もそうですが、普通のサラリーマンの方は日中仕事をして、残業が無ければ18時頃退社し帰宅という方が多いのではないでしょうか。
株式の場合だと、通常6時〜15時までは株価も動いており取引もできます。それ以降の時間だと翌日分の注文は出来ますが株価の変動が無く、リアルタイムの値動きが分かりません。
その点FXは24時間取引もできれば値動きもあるので、仕事が終わってからでもその時その時の値動きを見ながら取引できるんです。
しかも外貨市場で最も大きな値動きがあるのは、ヨーロッパ市場と欧米市場が動いている16時頃〜25時頃なんです。
サラリーマンが仕事を終えてからが外貨市場の本番ということです! |
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◆スワップ金利 |
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FXには前述までのような取引によって生じる「為替差益」以外に、もうひとつ収益チャンスがあります。それが「スワップ金利」による収益です。
スワップ金利とは、取引通貨間の金利差を意味します。金利が高い通貨を買い、それを翌営業日まで売らずに持ち越すことで発生します。
例えば高金利通貨として知られるオーストラリアドル(豪ドル)を1万豪ドル買ったとすると、1日あたり50円のスワップ金利が得られます。 逆に1万豪ドルを売ったとすると、1日あたり60円のスワップ金利を支払わなければなりません。(2008年12月時点)
1万豪ドルを1ヶ月持っていたとすると、
「買い」の場合 50円 × 30日 = 1500円 のスワップ受け取り
「売り」の場合 60円 × 30日 = 1800円 のスワップ支払い
となるので、馬鹿にしてはいけない金額ですよね。
投資額が潤沢な方はこのスワップ金利だけでかなり稼げてしまいます。 |
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